四季

台風一過、清々しい秋空、と云うわけにはまだいかない処暑の候。
人生も春、夏と過ぎ、秋の訪れを至る所で感じるわけですが、見た目に分かりやすいのが髪。はらはらと落ち葉がこぼれ、青々としていた山も薄木の原。
終にはハゲ山。白銀の世界なら有り難きこと。中途半端に頂上辺り白樺がポツポツなんてことだと、もう詫び寂びの風情なのでありますが、何故か下の里の方はこの季節になっても茂み豊かだったりするわけで、こちらがハゲ山にと云うのは聞かない。
チョロチョロと白樺が目立つようになる、なんてことを「ほんまでっか?」と云ってた若き日。
上は秋 下の里にも 冬の声
己が番。
それから白樺がどうなっていくのか、聞いておかなかった。


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